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Welfare Support|言いたい・伝えたい

No. 003

 私は現在、この福祉工房kid‘s Dreamの取り組みと平行して、一般就労が困難な重度の障害を持つ人たちのITを活用した在宅就労の支援(NPO法人「バーチャルメディア工房ぎふ http://www.vm-studio.jp/)にも関わりを持たせてもらっていますが、厚生労働省の重度障害者在宅就業支援事業の支援機関として共に指定を受けているNPO法人「チャレンジド・カシオペア」(代表 高橋克典氏)のホームページの中に、以下のような書込みを見つけましたので、日頃よく仲間の中からも耳にする声に通ずるものを感じましたのでご紹介します。

思い過ごしかもしれませんが・・・

 思い過ごしかも知れませんが、テレビで「狼を絶滅した荒野に放したところ、荒野が草原に回復した」と言う話を見ました。そして、動物や植物のあらゆる自然の生態系がバランス良く回復したしたと言う話です。つまり、狼は捕食動物の頂点にあり、草食動物の定住化を無くすることにより、草原が回復したと言う話です。
 似たような事が日本の人間社会にも起きているかも知れないと思いました。つまり、日本の障害者福祉は、私のような障害者を施設に送り、あたかも害が有るかのごとくに一般社会と隔離して来ました。障害者は3〜5パーセント居ると言われておりますが、見渡す限り健常者の社会となっております。結果として、健常者が暮らし易く障害者が暮らし難い社会が出来てしまいました。しかし、あと10年すると団塊の世代が60歳を超え、足腰の弱った、障害者がもっと増える事が予想されます。年を取ってからでは物事をうまく訴えたりは出来にくくなります。


婆さんや互いに年取ったな

 血気盛んな若者からは、思いやりの心が消え、異常なほど暴力的になり、陰惨な事件があとを絶ちません。弱者の居なくなった社会や家庭で育った若者からは、当然の結果として思いやりの心が不必要になります。そして、バリアフリーやユニバーサルデザイン、ノーマライゼーションのカタカナが空しく持てはやされております。子供の頃から弱者と共存し、自然に思いやりの心が育っていれば、障害者や老人が暮らし易い社会が生まれたのではないでしょうか。
 草原を索漠とした荒野に変えた弱虫の草食動物だけが横行するのが、現在の日本のように思えるのです。そして、障害者からはもっと学ぶべき事多いはずです。何故ならば、いずれは誰しも障害者になるからです。

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